根岸S2019回顧~コパノキッキングの距離不安を吹き飛ばしたマーフィー騎手の騎乗に脱帽

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先週あたりから、急にインフルエンザのニュースが増えましたね。4年ほど前に初めてかかりましたが、やはり普通の風邪よりも何倍も苦しかった思い出。。それ以来、風邪らしい風邪にもかかっていないので、今年も逃げ切りたいと思います。

さて、今週はきちんと重賞を振り返る予定。今日は根岸Sを振り返っていきます。

まずは予想から。

●東京11R 根岸S ダート1400m(15:45発走)9000円

差し天国といわれるほど、東京ダート1400mは後ろから進める馬に有利なコース。現に、去年はノンコノユメ、一昨年はカフジテイクと、強烈な差し足を持った馬が勝っていて、そのシーンはかなり強烈に残っています。

ならば、今年はサンライズノヴァでいいでしょう!といいたくなりますが、メンバーを見ると差し馬が勢ぞろいで、前に行くのが確定しているのはマテラスカイくらい。さらに距離不安があるので、武豊騎手もあっさりとペースを落としそうで今年の根岸Sは団子状態になりそうな予感がします。

じゃあ、マテラスカイか?といわれれば、昨日を見る限り乾燥してタフな馬場になっている印象ですし、午前中の競馬を見ていても、逃げ切りには厳しい馬場状態。ならばある程度の位置から押し切ってくれそうな馬を本命にします。

そして、モーニン本命。3年前の勝ち馬で、その時も逃げるカレンカカをマークしながらきっちりと抜け出してのV。これまで一時的に精神的なものも含めて調子を落としていましたが、春のコーラルSで58.5キロを背負いながら勝利してからは復調の気配を示しています。秋にはコリアスプリントも制して、短い印象だったJBCスプリントでも4着に差し込んできていて、上向きの成績。今回は58キロですが馬格のある馬ですし、諦めずにおってくれる和田騎手なら持ち味を発揮して、3年ぶりの根岸S勝利もあるとみます。

相手は、ユラノト。堅実な馬で東京1400mでも準オープンを勝ち上がりました。内枠からあっさりと番手につけられそうなのも良く、ルメール騎手に戻るのも当然プラス。相手は強くなりますが、斤量も56キロなら堅実駆けしてくれそうです。

3番手にサンライズノヴァにします。前走のチャンピオンズカップは厳しい展開になりダメでしたが、東京専用機ですから仕方なし。追い込み馬ながら、安定感は半端じゃないですし、よほどのスローペースでない限り届くでしょう。

4番手にサトノファンタシー。前走は同舞台でオープンを勝利。この馬も東京で好成績を残している先行馬。流れ的にも向くとみて、前々での粘りこみを期待します。

あとは、ヤマニンアンプリメ、キタサンミカヅキ、コパノキッキングなどの追い込みタイプの差し込みに警戒します。

◎5 モーニン
○2 ユラノト
▲12 サンライズノヴァ
☆3 サトノファンタシー
△8 ヤマニンアンプリメ
△15 キタサンミカヅキ
△11 コパノキッキング

馬連:◎ー○▲☆(3点、各1000)
3連複:◎ー○▲☆△(15点、各200)、◎○ー▲☆△(5点、各300)
3連単:◎⇒○▲☆⇒○▲☆△(15点、各100)

レース総評

展開は見立て通り、ここ2年のような追い込み馬が台頭しない決着に。コパノキッキングも陣営コメントを読む限り追い込みに賭けると思ってましたが、しっかり取りに行くマーフィー騎手の方が読みは上でしたね。その後、最終レースも勝って短期免許最終日に5勝は見事。鮮烈な印象を残して去ることになりました。秋にまた来日するとのことなので、楽しみに待ちましょう。

1着:△コパノキッキング

マーフィー騎手のインタビューにもあったように、やはり「1200mがベスト」の馬。それでも勝てたのは、ペースが流れなかったことでスタミナを問われる率が少なくなったことと、それにマーフィー騎手の騎乗内容でしょう。次走、フェブラリーSは藤田菜七子騎手ということで話題を集めそうですが、騎手も含めてさらなる距離延長もマイナス。当然狙いにくい馬になります。できれば、ドバイのゴールデンシャヒーンで観てみたいですが、さすがにハードすぎる日程になりますかね。。

2着:○ユラノト

ベストの舞台で、ベストの枠から、ベストのレース展開。現状ではこれが限界でしょう。レースが上手いので今後も崩れることは少なそうですが、一線級だとワンパンチ足りないですね。G1では厳しいものの、重賞では常に上位争いになりそうですね。重賞勝つなら、プロキオンSあたりが面白そうです。

3着: クインズサターン

チャンピオンズカップのウェスタールンドを思い出すイン突き。四位騎手のことなので、無理せず外に回すかなと思ったのですが、お見事でした。ただ、エンジンのかかりが遅く長い直線の東京コースだからできる芸当で、ほかの競馬場だと不安があるのも事実です。

4着:◎モーニン

1400mなので、ある程度前につけると思いましたが、まさかの最後方から2番手。不利な展開のなかかつ、58キロを背負いながら4着に追い込んできた姿は、3年前の絶頂期を思わせました。それだけに、個人的には悔しい4着でした。。フェブラリーSは残念ながら賞金が足りないようですが、かしわ記念あたりを目標に再びG1を狙ってほしいですね。

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騎手のレース後コメントでは「直線ではいつもの反応がなかった」とありましたが、いつもより上り時計がかなり遅いこともそれを示しています。少なくともこの馬のこれまでのパフォーマンスは発揮できていなかったことはたしかです。

着実に賞金加算を狙っていたこれまでの過程とは違い、すでに賞金は足りていますし今回は余裕のある立場での出走。あくまでトライアルという部分もあったのではないでしょうか。レースを振り返っても、早めの進出を試みたことに違和感を感じました。そういった競馬も試してみたという憶測もできます。そして、本番は次走フェブラリーS。距離伸びても対応できることは証明済みですし、ペースも今回よりも激流になるでしょう。。当然巻き返せる番になると思います。

 

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