日経新春杯2017の予想オッズ上位人気馬の買い材料&不安材料

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年度代表馬がキタサンブラックに決定!

今年は国内G1での成績が「2勝・2着1回・3着1回」と同成績のサトノダイヤモンド、G1 3勝(うち香港G1を2勝)しているモーリスとの争いが注目されましたが、結果的には国内古馬G1の格の方が重要視された形になりましたね。

最後の直接対決ではサトノダイヤモンドが勝利しているので、少しもやもやとした気分にはなりますが、一般的にも「北島三郎さんの馬が年度代表馬に!」のほうがニュース性が高いですし、競馬全体のことを考えれば良かったのかもしれません。

里見オーナーにとっては残念な結果になりましたが、来年はサトノダイヤモンドはもちろん、香港で復活したサトノクラウン、3歳馬には朝日杯FSを勝ったサトノアレス、クラシックの有力候補サトノアーサーなどがスタンバイ。去年の年末で見せた勢いそのままに2017年もサトノ旋風を巻き起こしていきそうですね。今年のJRA賞を所有馬で総なめの可能性もあるでしょう。

G13勝のモーリスも受賞を逃しましたが、香港カップはディープインパクトやオルフェーヴルのラストランと同じような衝撃がありました。歴史的な名馬という点では、まだまだキタサンブラックよりも上だと思いますし、種牡馬としての活躍も大いに期待できます。

振り返ってみると、「2016年の競馬シーンは相当面白かったんだなぁ」と改めて感じたJRA賞の結果だったと思います。

さて、今日は日経新春杯の有力各馬についてみていきましょう。

日経新春杯2017予想オッズ人気馬の買い材料&不安材料 ※()内は独自の予想オッズです。

●ミッキーロケット(3.0倍)

買い材料(^_^)/

・神戸新聞杯でサトノダイヤモンドとクビ差。距離短縮はプラス。

この馬のベストバウトは神戸新聞杯。サトノダイヤモンドとクビ差の接戦にもちこみました。距離が不安視された菊花賞でも5着に入線したことを考えれば、ハイレベルな4歳世代の中でも実力上位なことは間違いありません。さらに、スタミナがある血統背景ではないので、サトノダイヤモンドを追い詰めた2400mに戻るのはプラス。メンバーを見渡しても実績的には上位ですし、同世代と比較してもあまり隙のないタイプ。安定して力を発揮するでしょう。

不安材料(-_-;)

・逃げ馬はたった1頭。スローペース濃厚でどこまで差し込んで来れるか。

ミッキーロケットは差し馬ですが、今回のメンバーを見渡す限り、逃げ馬はヤマカツライデン1頭。それ以外にあまり強力な先行馬が見当たりません。スローペースは濃厚とみます。その中で、先週の雨の影響でどこまでグリーンベルトが残っているかはわかりませんが、良馬場でイン有利が復活すれば、インで上手く立ち回った馬たちに勝たれてしまう可能性もあります。

●カフジプリンス(5.0倍)

買い材料(^_^)/

・福永騎手への乗り替わりは大幅プラス。ミッキーロケットを逆転する可能性も。

神戸新聞杯4着、菊花賞8着。ミッキーロケットと比べると一歩落ちる成績ですが、どちらのレースも直線で進路が狭くなる不利があったことは確かです。そしてその不利を生む背景には、岩田騎手の進路どりの判断ミスが大きかったように思います。その結果、今回は福永騎手に乗り替わり。福永騎手は、この馬が0.8秒差と2着馬に最大着差をつけた去年夏の阿寒湖特別で騎乗していました。相当ズブイ馬なので岩田騎手のように追える騎手のほうが手が合いそうに見えますが、それよりも無理に馬を動かさずに、すんなりと折り合えて足を使える福永騎手のようなタイプの方が合っているのかもしれません。秘めている能力は高いので、ここは初重賞制覇のチャンスでしょう。

不安材料(-_-;)

・スローペースの瞬発力勝負になれば沈む可能性も大。京都もマイナス。

こちらも、ヤマカツライデンの作り出すペースに左右されるでしょう。前述したように相当ズブいタイプなので、力のいる洋芝の札幌では圧勝し、前走の中山でも勝つことができました。しかし、京都へのコース替わりもあまり向いていないとも言えます。福永騎手が上手く騎乗して、この馬の力を最大限に引き出したところで、どうにもならずに沈んでしまう可能性も否めないでしょう。

●シャケトラ(6.5倍)

買い材料(^_^)/

・雄大なフットワークは重賞級。ハンデ53キロも他の馬よりは有利。

この馬の最大のポイントは、デビューとなった未勝利戦から他の馬とはスケールの違いを感じさせる非凡なフットワークです。クロフネやキングカメハメハを思わせるようなゆったりとしたストライドで、一気に1000万下まで勝ち上がりました。まだまだ伸びしろのある状態で、そこを見せていないこれまでのレースぶりから、重賞でも即通用してもおかしくなさそう。さらに、ハンデ53キロと比較的軽い部分も好材料です。

不安材料(-_-;)

・条件馬が、一気のG2挑戦。

雄大なフットワークで魅せるこの馬のファンも多く、金子オーナーの馬で相当人気するのは間違いありません。ただ、これまでの下級条件のレースとはガラリ一変。レースのレベルが一気に高くなるので、それに対応できるかは正直不安なところです。単なる能力比較では測れないのがレース。人気との釣り合いを考えればあまり、狙って妙味のある馬とは言えません。

●クリプトグラム(9.0倍)

買い材料(^_^)/

・能力非凡。晩成血統で今年躍進の可能性も。

クリプトグラムは昨年4歳になってから、1000万下⇒オープン⇒G2と、一気に3連勝。これには、母チアズメッセージの母父に晩成血統の代表的アンバーシャダイがいることが効いているように思えます。正直骨折で昨秋を棒に振ったのは残念でしたが、成長を促すという点ではいい休養になったという見方もできます。まだまだ伸びしろのある馬なので、ここでどのような走りをするか楽しみです。

不安材料(-_-;)

・骨折の長期休養明けで、状態面は?

とはいえ、今回は骨折休養明け、7か月ぶりの復帰初戦です。大きな目標のレースに対してきっちり馬を仕上げる藤原英昭厩舎であることを考えると、すでに重賞を制しているこの馬で、復帰初戦から一気に勝負を仕掛けてくるような仕上げにはしないと思います。まずは使ってからという公算が高いように思えるので、軸にするにはどうでしょうか。

とりあえずここまでにします。

最後にこの中で最も危険かな?と思うのはこの馬です!

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(リンク先のけいば手帖の説明文に書いてあります。現在12位くらい。お手数おかけします!)

「買ってはいけない!」にするかは悩みますが、、、現時点ではあまり買いたいとは思えないです。。

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