根岸S2020回顧~歴戦のダート馬たちあざ笑う勝利、モズアスコットの強さに脱帽~

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●展開

前半:35秒0 後半:35秒4(ともに600m)

コパノキッキングが好スタートを決めて、そこにドリームキラリやヨシオが絡んでいったのでかなりハイペースのようにみえましたが、こう見ると平均ペース。ただ、やはり差し有利の東京1400mにとっては厳しい流れ。それでもコパノキッキングが粘っていたので、やはり力が一枚違うのかと思いましたが、そこをモズアスコットが差し切り。歴戦のダート馬、しかも1400mを得意とする馬たちがいるなかでこの圧勝ぶりは驚きました。良馬場のダートで結果を残せたのは大きく、エアアルマスが骨折でフェブラリーステークスはインティの1強かと思っていましたが、これで本番が俄然面白くなりましたね。

●各馬短評

1着:モズアスコット

内容的には強いの一言。ベストが1400mだと思いますが、馬場が渋ればマイルでも十分強そう。内枠に入ってもまれた際は若干心配ですが、アグネスデジタル以来の芝&ダートのG1制覇が現実味を帯びてきました。

2着:コパノキッキング

内容的には勝ち馬と差はあまりない印象。先行勢ではただ1頭粘りました。ただ今日のレースを見ていても乗り難しいイメージ。本番はマーフィー騎手ではないですし、外枠に入って中団で進めればチャンスもあるかもしれませんが、これ以上の見込みは厳しいという感想です。

3着:スマートアヴァロン

久々の56キロで条件がよかったために☆にまで評価を上げましたが、ここでも力のあるところを見せてくれました。さすがにもう1ハロン延長は疑問も、重賞戦線で長く活躍してほしいですね。

後に続いた、ダノンフェイス・ワイドファラオも本番で勝ち負けは厳しいでしょうね。

◎ミッキーワイルドは、11着に惨敗。これまでのレースよりも厳しい流れになり、馬群の中をつきながら伸びを欠きました。今日は流れが悪かったんでしょうが、フェブラリーステークスはさらに激しい流れになる可能性が高いので、微妙ですね。

○テーオージーニアスは最後までじりっぽい脚。やはり1200mがベストなんでしょうか。でもメンバー的には強かったですし、あまり人気にならないタイプなので、次1400mでメンバーが弱くなった際は面白い存在だと思います。

ということで、ただただモズアスコットの強さが目立った今年の根岸S。近年は路線がスペシャリスト化されていて、路線変更でいきなり結果を残したのは珍しいことですし、こういう挑戦がもっと広がると面白くなっていいですね。

来週は、東京新聞杯ときさらぎ賞。

きさらぎ賞はメンバーが少ないうえに低調過ぎて微妙ですが、東京新聞杯は面白そうなメンバー。来週はきっちり当てたいですね。

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